くつろぎの空間ですごす休日
休日こそ、普段の忙しさをリセットするチャンス。
何気なく食べている365日の食事は、実はリラックス物質(セロトニン)を生み出す行動の1つと言われています。しかし、日々の忙しさに追われた「かけこみの食事」だと身体に悪いばかりか精神的にも良くありません。せめて休日にはゆっくりと時間をかけて食事をし、更にセロトニンが出るといわれるクラッシックやヒーリング音楽を聴くのも良いですね。アロマの香りをほのかに漂わせるだけでも全身をリラックスさせます。
「リラックス」する秘訣は、好きなことに囲まれること。
「好きなことをする」と思っている以上に充実感が膨らみます。気が向いたら「ゆるっと」好きなことをしてみませんか。PCで調べ物をしたり読書をするためにリビングやダイニングにマルチスペースを設けましょう。平日の隙間時間、就寝前や週末ののんびりタイムにいつでも気持ちが切り替えられるよう、好きなコトに囲まれた場所と時間をキーポイントにしませんか。
くつろぎスタイル別 お食事スペース
いつもの食事を「楽しく」かつ「くつろぐ」食事に変えるスペースとはどんなものでしょう。ダイニングキッチンは、ライフスタイル、家族の構成、料理の嗜好、他の居室とのつながりによって変わってきます。このスタイルが一番使いやすい、といった考えにとらわれることなく、プランそれぞれのメリット、デメリットを理解しましょう。そして、使い勝手やダイニング・キッチンが住まいの中でどのような役割を果たすのかを十分に検討し、選ぶことが大切です。ポイントはどのように過ごしたいかを考えプランを練ること。「家族とこんな風に過ごしたい」という願いを具体的にイメージすれば、ダイニングキッチンのプランも自ずと決まってくるはずです。
おしゃべりしながら食事する「ゆったり派」
屋根付きの中庭で、オープンカフェ気分に
いつもと気分を変えてゆっくり食事を楽しみたいときは、中庭へ。屋根付きの中庭なら急な雨でも問題ありません。いつもより開放的な空間で、緑に囲まれながらのんびり食事すると、心も体もリラックスできます。デザートやコーヒーまでしっかり楽しむのも贅沢な時間。晴れの日はさわやかに、雨の日は静かに、平日の忙しさから開放されて、思う存分ゆったりとした時間を満喫することができます。本や音楽を持ち込むのも良いでしょう。光を上手く生活に取り入れて、快適に過ごせるインテリアは何気ない日常の食事時間を、空間ごと特別なものに変えてくれます。
さらっと食べたい「短い時間派」
手軽にくつろぐキッチンカウンター
残り物をそのまま冷蔵庫からだして食べてしまうのは味気ないもの。同じ内容でもワンプレートに盛り付けて、キッチンカウンターで食事をすれば、効率的かつお店で食事している気分に。手短に食事を済ませたら、ゆとりある休日を満喫しましょう。
カフェのように盛り付けるワンプレートメニューは見た目がお洒落で、かつ後片付けもスムーズ。「自分のものは自分で」が時短の鉄則であり家族のルールです。
食事のあとはみんなでリラックスタイム
仕事や学校の時間に追われる慌ただしい平日。だからこそ、休日はとにかくリラックスを。食事の準備もいつもよりスローペースで問題なし。音楽を聴きながら、手間をかけて作っても遅刻を気にする必要がありません。完成した料理を囲んで、会話を楽しみながら頂いたら、食後はもちろんお茶の時間。コーヒー豆を挽く芳ばしい香りに包まれ、コポコポとお湯の沸く優しい音を聞きながら、団らんは続きます。日々の疲れを吹き飛ばす穏やかな時間は、読書や音楽鑑賞など思い思いの方法でのんびり。明日への活力もチャージ完了です。
リビングはやっぱり家族のゴロゴロの場所
家の中心はやっぱりリビング。ひとりひとりの個室はあるけれど、みんな家に帰るとなんとなくリビングに集まってきます。会話は無くても、同じ空間に居ることで、家族の存在を近くに感じて心理的に落ち着くもの。この、リビングでゴロゴロする時間は、ありふれた日常風景であり、当たり前のようですが、実はあっという間に過ぎてしまう大切な成長過程の1ページでもあります。家族にとってリビングは「いつでも戻れる心の拠り所」なのかもしれません。ここに来れば誰かが居るという安心感があり、ゴロゴロする時は、無意識のうちに集いたくなるのではないでしょうか。特別な事をせず、ただそこにいるだけでも十分に心の洗濯ができる。そんな魔法のようなリフレッシュ・スペースが、どこの家にもあるのです。
「和室」はかしこくマルチに使える、癒しの場
リビング・ダイニングと繋がる和室は、食事の後すぐにゴロゴロできる便利なスペース。大勢のゲストを招くホームパーティでも、ちょっと一休みしたい時に和室が活躍します。床座は人間にとって落ち着く空間です。趣味の作業をするときでも、和室で広げればいざ、という時に途中で片付けなくてもそのままの状態で置いておくことができるという利点があります。畳に使われる「イ草」は、湿気を調節して家の中を快適に保つ効果があり、天然の空気清浄機と言われているほど。ほのかな緑の香りも、どこか懐かしく心を落ち着かせてくれます。
和室に入ると、裸足になって寝転びたくなるのは、そんな数々の効能のおかげなのでしょう。保湿性にも優れ、寝室としても活用できます。照明を工夫して雰囲気を演出すれば、お家の中で森林浴をしているような気分が味わえて、癒し効果もまた抜群です。