マイホーム購入には妥協はつきもの?条件設定が理想の住宅購入へのカギ
マイホームは「一生に一度の買い物」といわれるほど大きな買い物です。
住宅選びは妥協せずとことんこだわりたいと考える人がほとんどではないでしょうか。
ところがいざ住宅を探してみると、自分の希望条件をすべて満たした物件とめぐり逢うのは至難の業で、住宅探しに行き詰っているという人の声も珍しくありません。
マイホームを検討する上では妥協することも必要なのでしょうか。
今回はマイホーム購入を検討する際の「妥協」について考えてみましょう。
マイホームの希望条件
これからマイホームを購入するという人は「希望条件」というものをもっていると思います。
立地や間取り、予算、住宅の構造や設備グレードなど、マイホームに求める条件は人によってさまざまです。
マイホームで後悔しないために、納得のいく物件に出会えるまで根気よく探し続けることは大切です。
しかし、希望条件にこだわりすぎるあまり、購入決断までに何年も時間を費やしてしまったという人は少なくありません。
「全ての希望条件を満たす物件」と巡り合うことは、想像以上に難しいことなのです。
ときには妥協が必要になることもある
とはいえ「希望条件はあきらめたくない!」という人がほとんどだと思います。
もちろんあきらめる必要はありません。
そもそも「妥協すること」と「あきらめること」という言葉は似ていますが、2つは異なる考え方です。
あきらめるということは「希望を捨ててしまう」ということなので後悔に繋がりますが、妥協は理想の住宅を手に入れるために譲歩するということです。
ある程度の妥協ラインを決めておくことで結果的に選択肢が増えて、住宅の探しやすさに繋がります。
「妥協」は理想のマイホームをいち早く手に入れるための手段の一つととらえることで、視野が少し広がるかもしれません。
「ゼッタイ条件」と「妥協ライン」を決めておく
購入後に後悔しないためには、「外せない希望条件」をあらかじめ決めておくことが大切です。
それと同時に「ここまでなら妥協してもOK」というラインを決めておくことで、住宅取得の選択肢の幅が広がります。
また、希望条件にも優先順位をつけておくことで「どちらか一方の条件を選ばなければならない」という状況になったときもスムーズに判断できるようになります。
住宅購入者の妥協事例
実際にマイホームを購入した人は、どのようなポイントにこだわり、そしてどのようなポイントで妥協しているのでしょうか。
妥協の線としてよくある事例を紹介します。
①購入予算を妥協した事例
マイホームの購入予算として、おおむね3,000~4,000万円前後をイメージしている人は多いと思います。
一昔前だと3,000万円台で購入できる新築住宅は珍しくありませんでしたが、近年は地価や建築費高騰によって住宅取得価格が高くなっており、予算に収まらないとう話をよく聞きます。
物件価格が上がっている反面、住宅ローンの金利や借入期間は一昔前に比べてかなり良い条件で借入れできるようになりました。
たとえば10年ほど前には一般的だった【金利1.5%・借入期間35年】の条件で3,500万円の物件を購入したときの返済額は約10.7万円でしたが、これから購入する人が【金利0.8%・借入期間40年】の条件で住宅ローンを組めば、4,400万円の物件を購入しても同じ返済額になります。
物件価格ではなく、毎月の返済額で予算を決めることで選択肢の幅を広げることができます。
②エリアを妥協した事例
マイホームの希望エリアについては優先順位を高めに考えている人は多いのではないでしょうか。
当然ですが人気エリアであるほど物件価格は高くなりますので、予算オーバーしてしまいがちです。
エリアを決める際には「〇〇市〇〇エリア内」と線引きをするのではなく、たとえば
「勤務地から車で〇〇分以内に行ければOK」
「〇〇学校区内ならOK」
というように条件を緩和することで、選択肢の幅を広げることができます。
自分にとっての利便性を保てる範囲で一歩だけ好立地エリアから外れることで、土地代が安くなり、建物にお金をかけられるようにもなります。
③間取りの内容を妥協した事例
これから何十年と生活する間取りについてはこだわりをもっておきたいところですが、一工夫することで予算を抑えつつ希望を満たせるかもしれません。
希望間取り条件を設定するときは、「なぜその間取りを希望するのか」を考えることが大切です。
たとえば4LDKを希望する人の多くは、子供部屋の確保が目的にあると思います。
しかし4LDKを確保しても将来子供が大きくなって独立したときに部屋をもてあましてしまうはもったいないとも考えられますので、それであれば「8~10畳の大きめな居室を間仕切って子供2人で使う」という方法をとれば最初から3LDKの間取りで目的は達成できます。
またウォークインクローゼットや書斎の設置を希望する人も多いと思いますが、建築面積が大きくなってしまう(もしくは居室面積が減ってしまう)という理由で断念するケースも少なくありません。
このようなケースでも、たとえば階段下のデッドスペースに収納を設けたり、リビングの一部にワークスペースを設けて書斎の機能をもたせたりすることで目的を達成できることがあります。
④住宅設備オーダーメイドで希望達成
キッチンや洗面台などの住宅設備についても、導入したい既製商品のサイズや仕様が間取りに合わずに断念するというケースもたまにあります。
コンサル未来では既製品ではない自社特注の住宅設備を提供しています。
希望の間取りに合ったサイズ・仕様のキッチンを、お好みに合わせてオーダーメイドでつくることができます。
マイホームのこと、お気軽にご相談ください。
マイホームは一生に一度の買い物といわれるほど大きな買い物ですので、妥協したくないと考える人がほとんどだと思います。
しかし、妥協してもいいラインをあらかじめ決めておくことで選択肢の幅が広がり、結果として理想の住宅への近道になることもあるというお話をしました。
住宅探しで行き詰っている人は、今一度マイホームへ希望する条件を考えてみてはいかがでしょうか。
なお「これは妥協が必要かも…」と思っていたことも、コンサル未来では希望を叶える提案ができることもあるかもしれません。
マイホーム購入でお悩みの方はお気軽にご相談ください。